10月10日～20日のうちの全8日間、せんだい男女共同参画財団主催で
「ガールズのしごと“ゆる～り”準備講座」が開催されました。

働きづらさや生きづらさを感じている、15～39歳のシングル女性のための講座です。
人や社会と安心してつながり、生きていくための一歩を、
同じ悩みを持つ女性たちと一緒にゆっくり“ゆる～り”探していくもので、
19・20日のプログラムに、仙台市生活自立・仕事相談センター「わんすてっぷ」のスタッフが講師として参加しました。

19日のプログラムでは、「わたしを見つめる～自立のための気持ちの整理～」をテーマに、
参加者と一緒にいくつかのワークを行いました。

まずはプログラムの前に“バースデーチェーン”ゲームをして緊張をほぐします。

このゲームは、生年月日の早い順（月日）に並ぶもの。
ルールはただ1つ。「一言も会話をしてはいけません！」
話をしていけないのでジェスチャーで相手に伝えるのですが、これがなかなか難しい！

空気がなごんできたところで、改めて自己紹介です。
自分の好きなこと、好きな食べ物などいろいろなことを話し、お互いのことがわかってきました。

次は、みんなでお絵かきタイムです。
絵のテーマは「山・太陽・家・道・木」！みんなで絵を描きましょう！

それぞれ、まっしろな紙に書き始めます。
「山」を紙の真ん中に描く人、遠くに山脈のように描く人。
「木」は？ 1本？ 2本？ モミの木？ 杉の木？ 何色で描こうかな？

同じテーマで描いていても、同じ絵は一つもありません。
描き方、捉え方が違うので、それぞれ違っていて当たり前。
みんなの個性が光っています★

そして、自分へエールを送ります！

• 私は料理が嫌いだけれど母親が働いているので料理を頑張っています！
• 毎日、家族の洗濯を全員分やっていることをほめられたいです！

「自分の頑張っていること」「実はほめられたいと思っていること」を
自分自身で見つめることはなかなかありません。
自分でもぼやけていた部分を実際に書いてみることで、
「そうだったんだ！」と新たな自分を発見できたのではないでしょうか。

そしてさらに、参加者同士で、お互いに感じたことを紙（手紙）に書いて伝えます。
ポジティブな単語が書かれている吹き出しがあります。
この中から相手に合う吹き出しを選んだり、色を塗ったり、メッセージを書いたり・・・。
一生懸命、お互いを想って相手にエールを送っていました。

参加した方の声をご紹介します。

• 参加しているうちに話せるようになってきて、テンションもほどよく上がりました。
• 比べるのは他人ではなくて、過去の自分と教えてもらい心がとても楽になりました。
• 自分らしく一歩ずつ前に進んでいきたいです。
• 手紙をいただいたのが励みになり、安心しました。

今回のワークが、自分の気持ちを整理する方法や、
自分を見つめるためヒントになればと思っています。

また、参加者の方からは「経済的な自立に不安が・・・」との声もありました。

わんすてっぷでは、生活や仕事探しで困っている方へ伴走型支援を行っています。
経済的に自立するための就労準備プログラム（就活講座、コミュニケーション講座など）や、
職業体験実習などさまざまな支援メニューがあります。
まずはお気軽にお問い合わせください！

>>仙台市生活自立・仕事相談センター「わんすてっぷ」