お知らせ

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初めての酒蔵見学

突然ですが、宮城県最古の酒蔵が富谷市にあるのをご存じでしょうか。

創業寛文元年(1661年)!
1603年に江戸幕府が開かれ・・・、徳川4代目将軍家綱の時代です。あの有名な生類憐みの令を発布した5代将軍綱吉のひとつ前の時代です。

今回、富谷市就労準備センターでは、そんな古くから続く酒蔵『内ヶ崎酒造店』の見学会を企画しました。
当初は10名ほどを予定していましたが、仙台市多賀城市の相談窓口、宮城黒川事務所からも参加希望があり、総勢28名の大人数でお邪魔してきました。

初めての酒蔵見学

県内で一番歴史のある酒蔵というだけもあり、入り口にある土壁の蔵はとても風情があります。蔵の中はひんやりとしており、とても清潔な空間です。

初めての酒蔵見学 初めての酒蔵見学

「真冬は相当寒いのでは?」との質問に、担当の方から、
「冬でも暖房などは一切使わず、手作業でお酒を造ります。実際作業していると米が熱を発するので実際は暑いくらいになるんですよ」と説明され、みんな驚きや感嘆のため息でいっぱいです。

初めての酒蔵見学

見学会では、まずお酒に使うお米の種類から説明していただきました。いろいろな種類のお米を使用しており、使用するお米によってお酒の味が変わるそうです。
実際に使用している何種類ものお米も見せていただきました。粒の大きさからお米の色まで、普段見たことも聞いたことのないいろいろなお米があり、みんな実際にお米を手に取りながら「こんなお米があるんだ」と興味深く見ていました。

10月末頃から本格的なお酒造りが始まります。
お酒は“蔵人”といわれる酒造りの職人を中心に造るそうです。この蔵人といわれる方々は普段農業をしており、内ヶ崎酒造店では、蔵人の方たちが育てたお米を使ってお酒を造っているとのこと。

初めての酒蔵見学 初めての酒蔵見学

今回の参加者は、初めて酒蔵を見学した人がほとんどでした。酒造りの歴史に触れたり、なかなか見学できない蔵や建物・年季の入った道具を見たり、伝統的で丁寧な手仕事の説明を聞たりする中で、それぞれ感じるものがあったと思います。

最後に、本来は見学期間は9月までだったところ、今回特別に見学を許可していただきました内ヶ崎酒造店様、本当にありがとうございました!

初めての酒蔵見学