お知らせ

2016.06.14
「女性と人権」講座に参加しました
講座の様子
左から佐藤さん、渡邊さん、國塚さん、後藤さん

6月5日、エル・パーク仙台で開催された
「女性と人権」講座 無業の若年女性の現実と自立支援のパネルディスカッションに、
仙台市生活自立・仕事相談センターわんすてっぷ後藤美枝課長が、パネリストとして参加しました。

さまざまな困難を抱え、働きづらさや生きづらさで悩んでいる女性の現実や、自立支援の取り組みや支援のあり方を伝えるため、NPO法人イコールネット仙台が主催となって開催しています。

パネルディスカッションでは、パネリストの後藤課長が、
せんだい男女共同参画財団の渡邊ひろみさんと一緒に、
コーディネーターの佐藤理絵さん(河北新報社)の進行のもと、
社会的背景の問題点や求められる支援のあり方、課題について意見を出し合いました。

就労準備支援事業の発足から多くの相談者と関わってきた後藤課長は、
「就労したけれど、さまざまなハラスメントなどで自信を無くしたり、親子関係で悩み、行き詰ってしまった方など、複合的な課題を抱え、先が見えない相談者が自立へと、重い一歩を踏み出すには、社会に出る前にステップを踏んで自信をつけるための場所が必要」と意見を述べたあと、

「求められる支援のあり方として、なんといっても伴走型の支援をしていくことが重要。相談に来る方は、さまざまな課題を抱えた方が多いので、リピート面談だけではあまり変化は見られない。さまざまな擦り傷、切り傷を負った相談者を、担当者がまるごと受け入れ、毎日通える、失敗してもいい、安心安全な場所での支援が求められる。
同年代だけでなく、さまざまな年代の利用者から刺激を受けることで、個々の課題が浮き彫りになり、自分自身を見つめ直すきっかけとなる。
相談担当者との関係構築はもちろん、就労準備支援センターでのチーム支援を経て、就労担当者がさらに伴走していく。段階を踏んでの2重、3重のサポート体制が必要である。
今後も、1人の相談者に、相談担当、チーム支援、就労担当と、段階に応じて何人もの支援者が関わり、就労自立まで伴走する場があるということを広く認知してもらうように働きかけていきたい」
と話しました。

また、当事者として登壇した國塚さんが、自分の体験や気持ちを伝えました。

國塚さんは、仙台市男女共同参画推進センターが開催した、
「ガールズのしごと“ゆる~り”準備講座」に参加したことがきっかけで、
わんすてっぷを利用するようになり、
就労準備プログラム職業体験実習に参加して、就労につながった女性です。

國塚さんが話す等身大の現実に、来場者のみなさんからは、

  • 言葉ひとつひとつが貴重だった
  • 國塚さんが話す『様々な人に支えていただいて』という言葉。『助けて』と言える勇気を見習いたい
  • どこかで変わりたい、自分らしい生き方をしたいという思いが今につながていて、素晴らしいと思った
  • 体験談を聞いて、本当に胸がいっぱいになった
  • もっと当事者の方に聞いてほしいと思った

など、たくさん反響がありました。

今回の講座で、支援団体の連携の重要性を実感しました。
まだまだ支援が行き届いていない方がたくさんいると思います。
そんな方々を、それぞれの団体が持つ強みを活かしながら、
地域や社会で支えるよう、寄り添いながらサポートしていきたいです。

最後に、國塚さんから感想をいただいたのでご紹介します。

―――――

今回、講座に参加させていただいたことは、生涯忘れられない出来事です。
ずっと心に残る貴重な経験になりました。
気持ちを伝えるのが苦手な私が、たくさんの人の前で自分の体験を話せるようになるとは、
昨年の私からは想像もつきませんでした。

当日はとても緊張していました。きちんと伝えられるかどうか直前まで考えていましたが、
話し始めると自分でも驚くほど夢中になって話していました。
今までを振り返り、人との出会いや気持ち次第で自分を変えることが出来ると改めて感じました。
初めての場所、出会う方々に不安もたくさんありました。
新しいことを始めるには勇気が必要ですが、思い切って行動すると、
そこから見える景色や気持ちも変化していきます。
色々なことを経験して学び成長できたこと、新しい自分を発見できて嬉しかったです。
大きな自信にもつながりました。

これまで出会い、支えてくださったすべての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にいつもありがとうございます。
たくさん支えられた分、私も困っている方の力になりたいです。
これからもできることを精一杯取り組んで、
一歩、一歩進んでいきたいと思います。

最後になりますが、講座にご参加いただいた皆様に感謝申し上げます。
お話しした気持ちが少しでも心に届いたら幸いです。
そして現在、悩みや苦しみを抱えている方々が
より良い方向に進んでいけることを心から祈っています。